ごひいき!三陸常磐キャンペーン

2023.03.15

青森県漁業協同組合連合会にインタビュー!
青い森が育む、むつ湾のゆりかごが「うまい」を産み出す

三陸常磐エリアの豊かな海の幸などを多くの皆さんに知って、味わって、楽しんでいただくための「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」。東京ドームでは、1月13日(金)〜22日(日)までの10日間、「ふるさと祭り東京2023-日本のまつり・故郷の味-」が開催され、「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」でおなじみの青森、岩手、宮城、福島各県の海産物販売ブースが並びました。
1月14日(土)、ベビーほたてやほたて貝柱などを販売していた「青森県漁業協同組合連合会」専務理事・熊木正徳さんに、そのおいしさのヒミツを聞いてきました!

八甲田山の湧水による、むつ湾の豊富なプランクトンで育つ赤ちゃん

素材の良さをストレートに味わえるバター焼きで提供した「ベビーほたて」

「ベビーほたて」は試食もたくさん用意されて大人気でしたね!今回のイベントのイチオシ商品でしょうか?

はい、養殖が盛んな青森県のほたては八甲田山の湧水がむつ湾に流れ込んで、そこに豊富なプランクトンが発生することで独特のうまみがでます。旬は4月〜6月の3か月間で、貝柱も太くなりますね。水揚げされてすぐに加工し蒸して、瞬間冷凍したものがこちらの商品です。成長して大きくなったものは「成貝」といわれ、貝柱を刺身などで食べます。ベビーほたては「半成貝」という一年ものの貝を使います。
炊き込みご飯にしたり、カレーやシチューに入れたり、肉の替わりに使える食材。何にでも合わせられるので、煮物にして弁当やサラダに使ってもいいですし、こんな風にバターで炒めると歯応えと甘みが楽しめますよ!

小さな貝でも味が濃くてビックリ!

「半成貝」で漁獲することで、間引きになり残った貝が大きくなりますし、このようなベビーほたてとしての需要もあるんですよ。

まずはイベントでおいしさをキャッチ!

イベントのステージ上で青森県をアピール

今回のごひいき!三陸常磐キャンペーンに期待することは?

青森といえば、ほたてや大間のマグロなどが有名だと思いますが、もっと多くの魚介類があります。ここに持ってきているのはほんの一部です。青森県に来た人には、青森の自慢の魚を食べて知ってもらえるけど、来ないとわかってもらえないのはもどかしい。どれだけおいしくても、もっともっと知ってもらわないと意味が無いので、こんなにすごいものがあるんだっていうことを伝えられる機会にしたいですね。

「青森」と自慢の魚を多くの人に伝える取り組み

鮮度も保持されて、おいしさをそのままお持ち帰り!

漁連が今取り組んでいること、消費者に安心してお魚を食べていただくための取り組みなども教えてください。

青森の旬の魚がわかる本を作って配ったり、県外から出て都心の方にPRに出かけたり。最近はほたての輸出にも取り組んでいます。国内は人口減少が進んで需要が少なくなりますが、食料の供給はちゃんとしていきたいです。余剰分は輸出して、海外進出することで補っていくなどの工夫も行っています。

最近はSDGsの観点から、環境に優しい養殖ということで、マリンエコラベル認証(MEL認証)を取得して、国内にも海外にも発信しています。漁協単体ではなくて、むつ湾全体を県漁連が一本化して認証を取得するケースはあまりないかもしれません!
もちろん、衛生管理や異物混入の検査などは徹底して行っています。

種類豊富な海の幸に驚き!

三方が海に囲まれた青森県のお魚の魅力はなんでしょう?

森と川と海で育つ、青森の海の幸はおいしくて種類が豊富ということです。

周りを太平洋・津軽海峡・日本海に囲まれているから海域によっても魚が違う。日本海では冬から春にヤリイカ、夏はサザエ。太平洋側では県の魚でもあるヒラメや漁獲量の多いサケ。むつ湾では産卵に帰ってくる脇野沢のタラとその白子や、正月に欠かせないナマコ。下北半島のあんこう、津軽海峡ではメバルやおなじみのマグロにサメ。十三湖ではシジミなど。

春に向かってはむつ湾の「トゲグリガニ」という毛ガニより少し小ぶりのカニがおいしくなります。青森の桜のシーズンに旬を迎えることから「花見ガニ」ともいわれて、身はもちろん、味噌がまた濃厚でうまい。カニ好きならこれを食べないと!

このサイトを見てくれる皆さまに向けたメッセージをお願いします!

漁師さんが水揚げしてすぐのほたては、貝柱がキュって動く。それを食べると柱の繊維が歯に挟まるような弾力感があります。でも、それは青森に来てもらわないと味わえない。春先のほたて、カニ、シャコ。ほたては、冬は冬で生殖巣(卵・白子)が発達した時期も、またうまい。貝柱、卵・耳もおいしいから、1つのほたてで3つの違う味が楽しめます。知らないことがいっぱいあるでしょ?だから、ぜひ、来て。青い森の青森はすごいぞってわかるから!

来場者にも愛想よくユーモアたっぷりに試食をすすめていた熊木さん
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